銀歯の下が虫歯に!原因と治療法、予防のポイントを解説
2026年11月6日
こんにちは。新宿区西新宿、都営大江戸線「新宿西口駅」直結、「新宿駅」西口より徒歩2分にある歯医者「新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科」です。

銀歯を入れている方のなかには「銀歯の下も虫歯になるの?」と気になられている方もいるのではないでしょうか。
銀歯を入れて治療を終えた歯でも、銀歯の周囲や下に再び虫歯ができることがあります。また、銀歯の下は目で確認しにくく、虫歯が進行していても痛みなどの症状が現れない場合があります。そのため、虫歯が発生する原因や症状を知り、早めに異変に気づくことが大切です。
この記事では、銀歯の下が虫歯になる原因や症状、治療方法、再発を防ぐためのポイントについて詳しく解説します。
銀歯とは

銀歯とは、虫歯の治療などで削った歯の部分を補うために使用する、金属製の詰め物や被せ物のことです。日本の保険診療では、金銀パラジウム合金などの金属が使用されています。銀歯を入れることで、虫歯によって失われた歯の形を補い、食べ物を噛む機能を回復できます。
ただし、銀歯自体は虫歯になりませんが、銀歯の周りに残っている自分の歯は、治療後も虫歯になる可能性があります。このように、一度治療した歯に再び虫歯ができることを二次う蝕といいます。特に、銀歯と歯の境目は汚れが残りやすく、虫歯が発生する場所の一つです。
また、銀歯は長く使える場合もありますが、必ずしも一生使い続けられるわけではありません。銀歯の周囲に虫歯ができたり、銀歯が外れたりした場合には、再治療が必要になることがあります。
銀歯の下が虫歯になる原因

銀歯を入れた歯でも、時間の経過や毎日の歯磨きの状態などによって、再び虫歯になることがあります。ここでは、主な原因について、詳しく見ていきましょう。
詰め物・被せ物の劣化による隙間の発生
銀歯は、一人ひとりの歯の形に合わせて作られています。
しかし、長く使っている間に銀歯が摩耗したり、銀歯を支えている歯の状態が変わったりすることで、歯との境目に隙間や段差ができる場合があります。
銀歯と歯の間に隙間ができると、食べかすやプラーク(歯垢)がたまりやすくなります。プラークには虫歯の原因となる細菌が含まれており、細菌が作り出す酸によって、銀歯の周囲に残っている歯が溶かされることがあります。
また、銀歯と歯の境目に段差があると、歯ブラシが届きにくくなり、汚れを十分に落とせない場合があります。特に奥歯は自分では確認しにくいため、磨き残しにも注意が必要です。銀歯の状態は自分ではわかりにくいため、定期的に歯科医院で確認してもらいましょう。
セメントの劣化
銀歯を歯に固定する際には、歯科用のセメントを使用します。セメントには、銀歯と歯の間を埋め、銀歯を外れにくくする役割があります。
しかし、使用する材料の種類や口の中の環境によっては、長く使ううちに一部が溶け出したり、銀歯を固定する力が弱まったりすることがあります。その結果、銀歯と歯の間に隙間ができると、プラーク(歯垢)がたまり、虫歯が発生する原因になる場合があるのです。
銀歯がぐらつく、噛んだときに違和感があるといった場合は、セメントの固定力が低下している可能性もあるため、歯科医院で確認してもらいましょう。
歯磨き不足とプラークの蓄積
銀歯の周囲に磨き残しがあると、プラーク(歯垢)がたまり、虫歯の原因になります。
プラークとは、細菌の集まりのことです。細菌は食べ物に含まれる糖分を利用して酸を作り、その酸が歯を溶かすことで虫歯が発生します。
特に奥歯は歯ブラシが届きにくく、銀歯と歯の境目や歯と歯の間に汚れが残ることがあります。そのため、毎日歯磨きをしていても、十分に磨けていない部分から虫歯が発生する場合があるのです。
虫歯の取り残し
以前の治療で虫歯の部分を十分に取り除けていなかった場合、銀歯の下で虫歯が進行することがあります。虫歯の治療では、細菌に感染した歯の部分を取り除き、詰め物や被せ物で歯の形を補うのが基本です。
しかし、虫歯が歯の奥深くまで広がっていると、感染した部分を見極めるのが難しいケースもあります。
虫歯の部分が残っていると、銀歯を入れたあとも歯の内部で虫歯が進行する可能性があります。さらに、銀歯に覆われた部分は外から見えないため、変化に気づきにくいのも注意したい点です。痛みなどの症状が出たときには、虫歯が深くまで進んでいることもあるでしょう。
銀歯の下に虫歯ができたときに現れる症状

銀歯で覆われた歯に虫歯ができると、歯がしみたり、銀歯の周囲が変色したりすることがあります。ここでは、どのような症状が現れるのか、詳しく見ていきましょう。
冷たいものや甘いものがしみる
銀歯に覆われた部分で虫歯が進行すると、冷たい飲み物や甘い食べ物を口にしたときに、歯がしみることがあります。
歯の内部には象牙質という組織があり、その奥には神経が通っています。虫歯が象牙質まで進むと、冷たさや甘さなどの刺激が神経に伝わりやすくなり、しみるような痛みを感じることがあるのです。
さらに虫歯が深くなると、温かいものがしみたり、何もしていないのにズキズキと痛んだりする場合もあります。
銀歯の周囲が黒く変色する
鏡で口の中を見たときに、銀歯のまわりが黒っぽく見える場合は、虫歯が進行しているサインかもしれません。銀歯そのものは時間とともに黒ずむことがありますが、歯ぐき近くや歯との境目が変色しているときは歯の内部で虫歯が広がっている可能性が高いです。
放っておくと、虫歯がさらに進行して神経にまで達することもあるため、変色に気づいた時点で歯科医院を受診することが大切です。
銀歯が浮いたり外れたりする
銀歯の下で虫歯が進行すると、銀歯が浮いたように感じたり、食事中に外れたりすることがあります。これは、虫歯によって銀歯を支えている歯が削られるように失われ、銀歯が安定しなくなるためです。
また、銀歯を固定しているセメントの劣化によって、外れやすくなる場合もあります。銀歯が外れると、これまで覆われていた歯の部分が露出し、冷たいものがしみたり、食べ物が詰まりやすくなったりすることもあるでしょう。
銀歯の下が虫歯になったときの治療法

銀歯の下に虫歯が見つかった場合は、虫歯の進行具合や歯の状態によって治療方法が異なります。具体的にどのような治療を行うのか、順番に見ていきましょう。
銀歯を外して虫歯を取り除く
銀歯の下に虫歯が見つかった場合は、まず銀歯を取り外し、虫歯になっている部分を取り除きます。銀歯に覆われた部分は、外から直接見ることができないため、虫歯がどこまで広がっているのか判断しにくい場合があります。
銀歯を取り外したあとは、虫歯の広がりや歯の状態を詳しく確認し、虫歯になった部分を慎重に取り除きます。
虫歯が深い場合は根管治療を行う
虫歯が深く進行し、歯の神経にまで炎症や感染が広がっている場合は、根管治療が必要になることがあります。根管治療とは、歯の根の中にある細い管(根管)をきれいにし、細菌が再び入り込まないように薬剤で密封する治療のことです。
根管治療が必要かどうかは、痛みの状態やレントゲン検査などをもとに判断します。
新しい詰め物や被せ物を装着する
虫歯を取り除いたあとは、削った部分を補うために新しい詰め物や被せ物を装着します。削った部分が小さい場合は、コンポジットレジンと呼ばれる歯科用プラスチックで修復することも可能です。
一方、虫歯が広い範囲に及んでいる場合は、型取りをして詰め物や被せ物を使用します。また、根管治療を行った歯は、歯が割れるのを防ぐために被せ物で補うことが多いでしょう。
使用する材料には、金属のほかにセラミックなどがあります。歯の状態や治療する場所によって選べる材料が異なるため、歯科医師と相談しながら決めていきます。
虫歯の再発を防ぐためにできること

銀歯を入れた歯を再び虫歯にしないためには、治療後のケアが欠かせません。ここでは、虫歯の再発を防ぐために、日頃から意識したいポイントをご紹介します。
毎日のブラッシングを丁寧に行う
銀歯の周囲に汚れが残っていると、虫歯が再発する原因になります。そのため、毎日の歯磨きでプラーク(歯垢)をしっかり落とすことが大切です。
特に銀歯と歯の境目は磨き残しが生じやすいため、歯ブラシの毛先を当て、小刻みに動かしながら丁寧に磨きましょう。このとき、力を入れすぎると歯ぐきを傷つけるおそれがあるため、軽い力で磨くのがポイントです。
また、奥歯の頬側や舌側、歯と歯ぐきの境目も忘れずに磨いてください。自分では磨けているつもりでも汚れが残っている場合があるため、歯科医院で正しい磨き方を教えてもらうのもよいでしょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使う
歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れが残りやすい場所です。そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯の間にたまったプラーク(歯垢)を取り除きましょう。
デンタルフロスは、歯と歯の隙間が狭い部分の清掃に使います。歯の側面に沿わせながら、ゆっくり動かすのがポイントです。
一方、歯間ブラシは、歯と歯の間にある程度の隙間がある部分に使います。大きすぎるサイズは歯ぐきを傷つけるおそれがあるため、無理なく通せるものを選びましょう。
フッ素配合の歯磨き粉を使用する
虫歯の再発を防ぐためには、フッ素(フッ化物)配合の歯磨き粉を毎日の歯磨きに取り入れることも大切です。
フッ素には、酸によって溶け出した歯の成分が戻る再石灰化を助け、歯を酸に溶けにくくする働きがあります。また、虫歯の原因となる細菌が酸を作る働きを抑える作用もあるのです。
歯磨き後に何度も口をすすぐと、口の中に残るフッ素の量が減ってしまいます。そのため、すすぐ際は少量の水で軽く1回程度にとどめるとよいでしょう。
定期的に歯科検診を受ける
銀歯を入れた歯の虫歯を再発させないためには、定期的な歯科検診が大切です。
歯科検診では、銀歯と歯の境目に隙間や段差がないか、磨き残しが多い場所はないかなどを確認します。銀歯の状態を定期的に調べることで、虫歯の原因となる問題を早めに発見できるでしょう。
また、歯科医院では、普段の歯磨きでは落としきれない歯石を除去し、患者さん一人ひとりの歯並びや磨き癖に合わせた歯磨き指導を行います。
検診を受ける間隔は歯の状態によって異なるため、歯科医師と相談して決めましょう。
まとめ

銀歯を入れた歯でも、銀歯と歯の境目にできた隙間やセメントの劣化、磨き残しなどが原因で、再び虫歯になることがあります。
銀歯の下に虫歯ができると、冷たいものがしみたり、銀歯の周囲が黒く変色したりする場合がありますが、痛みなどの症状が出ないこともあるため注意が必要です。
虫歯が見つかった場合は、銀歯を外して虫歯を取り除き、歯の状態に応じて新しい詰め物や被せ物で補います。虫歯が神経まで進行している場合には、根管治療が必要になることもあるでしょう。
治療した歯を再び虫歯にしないためには、毎日の丁寧な歯磨きに加え、デンタルフロスやフッ素配合の歯磨き粉を活用することが大切です。また、定期的な歯科検診で銀歯の状態を確認し、虫歯の早期発見と予防に取り組みましょう。
虫歯にお悩みの方は、新宿区西新宿、都営大江戸線「新宿西口駅」直結、「新宿駅」西口より徒歩2分にある歯医者「新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、「可能な限り痛みを抑えた、削る量が少ない、歯の神経を守る治療」を心がけています。お仕事などが忙しい方向けに「短期集中治療」にも対応しています。ホームページはこちら、24時間対応のWEB予約もございますので、ぜひご活用ください。

■この記事の監修者
日高 英治
経歴
- 2006年 日本大学歯学部 卒業
- 2007年 日本大学歯学部付属病院にて研修修了
- 2008年 日髙歯科 勤務
- 2009年 太陽歯科西日暮里診療所 勤務
- 2012年 太陽歯科花畑診療所院長として勤務
- 2014年 YOU歯科クリニック開設
- 2024年 新宿駅前サイナス歯科院長として勤務
資格・所属学会・団体
- 国際インプラント学会 認定医
- ジンヴィ(旧白鵬)インプラントアドバイザー
- 日本口腔インプラント学会
- インプラント再建歯学研究会100時間講習修了


