現在、さまざまな分野で価格競争が起こっています。
それは医療の分野も例外ではなく、インプラント治療においても「10万円」「15万円」といった価格を目にすることがあります。
一見すると、治療件数が増えたことで価格がこなれてきたように感じるかもしれません。
しかし、これは大きな誤解です。
ご存じの通り、インプラントに使用される材料費は年々高騰しています。
さらに、人件費も上昇しています。
このような状況の中で、
インプラント治療だけが大幅に安くなることは、構造的にあり得ません。
医療において価格を下げられる要素は、材料費・技術料・人件費のいずれかしかありません。
人件費を下げることは現実的ではありません。最低賃金は年々上昇しており、これは医療機関であっても例外ではないからです。
では、残るのは材料費と技術料です。
インプラントメーカーは世界中に数多く存在します。
長期的なデータを収集し、製品改良を重ねているメーカーもあれば、そうでないメーカーもあります。
中には、将来的な供給体制やサポートが不透明なインプラントを使用することで、材料費を抑えているケースも見受けられます。
もう一つが技術料です。責任あるインプラント治療を行う歯科医師は、日々研鑽を重ねています。
学会への参加、メーカー主催の研修会、論文の精査など、安全で長期安定する治療を行うためには、継続的な学習と相応のコストが必要です。
インプラント治療は、「歯を入れる治療」ではありません。
これから何年、何十年と使い続ける環境をつくる治療だと、私たちは考えています。
そのためサイナス歯科では、
治療の結果だけでなく、
その結果に至るまでの判断の過程を何よりも大切にしています。
インプラント治療には、短期的に成立する治療と、長期的に安定する治療があります。
私たちは「今できるか」ではなく、「10年後、20年後も問題なく使えるか」を基準に治療を計画します。
そのため、骨の状態や噛み合わせ、清掃性などを総合的に評価し、必要があれば骨造成やサイナスリフトを含めた選択肢も検討します。
インプラントは万能な治療ではありません。条件によっては、無理に行うべきでないケースも存在します。
サイナス歯科では、「できる治療」だけでなく、「やるべきでない治療」についても正直にお伝えします。
それは、長期的なトラブルを避けるためであり、患者さんにとって本当に意味のある選択をしていただくためです。
インプラント治療は、必ずしもすべての方に最適な選択とは限りません。ブリッジや入れ歯の方が結果的に安定するケースもあります。
私たちは、インプラントありきで話を進めるのではなく、その方の生活背景や価値観まで含めて治療法を検討します。
必要であれば、「今はインプラントを行わない」という判断を治療の一つとしてご提案することもあります。
インプラント治療の成否は、手術の瞬間ではなく、術前の診断と治療計画の段階でほぼ決まります。
サイナス歯科では、CT画像や口腔内の情報をもとに、埋入位置・角度・本数・術式を慎重に検討します。
「急がない」「省略しない」それが、安全で長期安定するインプラント治療につながると考えています。
私は日本口腔インプラント学会の指導医として、多くの歯科医師の教育や症例評価に携わってきました。
その経験から感じるのは、結果を左右するのは技術よりも判断の質だということです。
サイナス歯科では、その視点を日常診療に落とし込み、一症例一症例を丁寧に評価しながら治療を行っています。
インプラント治療は、
「早く決める治療」ではありません。
まずは、ご自身の状態を正しく知ること。
そして、納得したうえで選択すること。
そのための相談の場として、サイナス歯科をご利用いただければと思います。
インプラント治療は多くの方に適応可能ですが、すべての方に最適とは限りません。
骨の量や質、全身状態、噛み合わせ、清掃状況などを総合的に判断する必要があります。
条件によっては、骨造成が必要になる場合や、別の治療法の方が長期的に安定するケースもあります。そのため、まずは正確な診査と診断が重要です。
骨の状態によっては可能な場合もありますが、すべてのケースで行うべきとは限りません。
上顎ではサイナスリフト、下顎では骨造成などの処置を行うことで、インプラント治療が可能になることがあります。
ただし、骨造成は「足せば良い処置」ではなく、長期安定を左右する重要な判断です。無理な治療はかえってリスクを高めることもあります。
症例によって異なりますが、一般的には数か月から半年程度を要することが多いです。
骨造成やサイナスリフトが必要な場合は、さらに期間が延びることがあります。
インプラント治療は「早さ」よりも安全性と長期安定を優先すべき治療です。
適切な診断・治療計画・メンテナンスが行われた場合、インプラントは長期間安定して使用できる治療です。
ただし、噛み合わせ、清掃状態、生活習慣、定期的なメンテナンスの有無によって寿命は大きく左右されます。
「一度入れたら一生もつ」というものではなく、継続的な管理が重要です。
手術は局所麻酔下で行うため、治療中に強い痛みを感じることはほとんどありません。
術後は腫れや違和感が出ることがありますが、多くの場合は数日から1週間程度で落ち着きます。
症状には個人差があるため、事前にしっかりと説明を行っています。
インプラント治療の費用は、使用する材料、診断の精度、治療計画、必要な追加処置(骨造成など)によって大きく異なります。
価格だけで判断すると、本来必要な処置が省略されているケースもあります。
費用の違いは、治療内容と考え方の違いと理解していただくことが大切です。
必ずしもそうとは限りません。歯を失った状況や噛み合わせ、今後の治療計画によっては、すぐにインプラントを行わない選択肢もあります。
サイナス歯科では、「やらない判断」も治療の一部と考えています。
価格や症例数だけでなく、診断や治療計画をどれだけ丁寧に説明してくれるかを重視してください。
インプラント治療は、結果だけでなく判断の過程が非常に重要です。納得できるまで説明を受け、信頼できる歯科医師を選ぶことが大切です。
はい、可能です。インプラント治療は、すぐに決断する治療ではありません。
ご自身の状態を正しく知り、納得したうえで選択していただくために、相談の場としてご利用ください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

| 歯学博士(東京医科歯科大学 顎口腔外科) |
| 日本大学歯学部付属歯科病院非常勤 |
| ストローマン、スプラインなどのインプラントコース修了 |
