プレオルソとは?メリット・デメリットや費用、治療期間も
2026年8月21日
こんにちは。新宿区西新宿、都営大江戸線「新宿西口駅」直結、「新宿駅」西口より徒歩2分にある歯医者「新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科」です。

近年、子どもの歯並びや噛み合わせに関心を持つ保護者の方が増えているなかで、プレオルソという矯正装置が知られるようになってきました。
プレオルソは、成長期の子どもを対象としたマウスピース型の矯正装置です。歯並びを整えるだけでなく、舌の位置や呼吸の仕方といったお口周りの習慣を改善することにもつながるとされています。
今回は、プレオルソとはどのような矯正装置なのか、メリット・デメリット、適応年齢、治療期間、費用について解説します。お子さまの矯正治療を検討されている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
プレオルソとは

プレオルソは、子どもの成長を利用して歯並びや噛み合わせを整えるマウスピース型の矯正装置です。柔らかい素材でできているため痛みや違和感が少なく、日常生活にも取り入れやすいのが特徴です。
主に永久歯が生えそろう前のお子さまを対象としており、歯の並ぶスペースを確保するために使用されます。顎の成長を利用しながら口周りの筋肉や舌の動きを整えていくため、指しゃぶりや口呼吸、舌癖などの癖の改善にもつながります。
装着時間は、日中1〜2時間程度と就寝中が目安とされています。日中に長時間装着する必要がなく、学校生活にも支障が出にくいため、お子さまの負担を抑えやすいのも特徴です。
プレオルソのメリット

プレオルソには、以下のようなメリットがあります。
取り外しができる
プレオルソは、食事や歯磨きのときに取り外しができる装置です。そのため、固定式の矯正装置に比べて、お口のケアをしやすいという利点があります。
装置が固定されていると汚れが溜まりやすく、専用の補助道具などを使用しながら歯磨きを行う必要があります。汚れが残ると虫歯や歯周病の原因になりますが、プレオルソは装置を外して普段通り磨けるため、こうしたリスクを抑えやすくなります。
痛みや違和感が少ない
プレオルソはやわらかいポリウレタン素材でできているため、装着中の痛みや違和感が少ないのが利点です。金属製の装置のように粘膜に当たって痛むことがほとんどなく、口内炎などのトラブルも起こりにくいとされています。
また、ワイヤー矯正のように歯を直接動かす装置ではないため、違和感を感じにくいのも特徴です。痛みや不快感が少なければお子さまが装置の装着を嫌がりにくく、無理なく治療を続けやすいこともメリットといえます。
口呼吸の改善につながる
口呼吸は、虫歯や歯周病のリスクを高める原因の一つです。また、口呼吸が習慣になると、顎の発育や歯並びに影響を及ぼす可能性があります。
私たちの歯は、舌や頬、唇の筋肉からバランスよく力を受けることで、正しい位置に並んでいきます。口呼吸で口が開いたままになると、このバランスが崩れ、前歯が前方に倒れて出っ歯などにつながることがあります。
プレオルソは、口を閉じて鼻で呼吸する習慣を促し、口周りの筋肉のバランスを整えます。鼻呼吸がしやすくなることで、こうした歯並びへの影響も防ぎやすくなるでしょう。
将来的な矯正の負担を減らせる
小児矯正は、永久歯が生えそろう前に土台を整える1期治療と、永久歯が生えそろった後に歯並びを整える2期治療に分かれます。プレオルソは1期治療にあたり、永久歯が並ぶスペースを早い段階から確保することを目的としています。
土台が整っていれば、その後に本格的な矯正が必要になった場合でも負担を軽減しやすくなります。たとえば、歯列に余裕ができることで、抜歯を伴う矯正治療を避けられるケースもあるでしょう。
大人になってからの矯正は、費用や時間の面で負担が大きくなりがちです。子どものうちから土台を整えておくことで、こうした負担を抑えやすくなるのがプレオルソの利点といえます。
成長を活かして治療できる
プレオルソは、お子さまの骨がやわらかく発育が活発な時期に、自然な成長を促しながら歯列の土台を整える装置です。歯を並べるだけでなく、上あごと下あごの発育バランスや、呼吸・舌の位置といった根本的な原因にも働きかけるのが特徴です。
あごの成長を正しい方向へ導くことで、噛み合わせや咀嚼(そしゃく)の機能が高まりやすくなります。口呼吸から鼻呼吸への改善も期待でき、舌や唇など口周りの筋肉のバランスを整えられるのも、成長期にプレオルソを使用する利点です。
プレオルソのデメリット

プレオルソには多くのメリットがある一方で、すべての子どもに適応した矯正方法とは限りません。他の治療法と同じように、いくつかの注意点も理解したうえで検討することが大切です。
装着時間を守らないと効果が出にくい
プレオルソは、1日1〜2時間と就寝時の装着が基本ですが、定められた装着時間を守らないと十分な変化が得られにくくなります。
特に、低年齢で自己管理が難しいお子さまは、装着時間が不足しやすいため、保護者の方のサポートが欠かせません。装着を習慣づけられるよう、家庭で工夫しながら進める必要があります。
適応できる症例が限られる
プレオルソは、軽度の歯並びや噛み合わせの乱れを対象にした矯正装置です。主に上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)、開咬、過蓋咬合、軽度の叢生(歯の重なり)などの改善に用いられます。
ただし、歯を直接動かす装置ではないため、骨格的な問題が大きい場合や、歯並びの乱れが大きい場合には、十分な変化を得られないことがあります。こうしたケースでは、2期治療が必要になる可能性も考えられます。
紛失や破損のリスクがある
プレオルソは取り外しができる反面、紛失や破損のリスクがあります。特に、お子さまが学校や外出先で装置を外した時になくしたり、扱い方によっては壊れたりすることがあるため注意が必要です。
装置を新しく用意する場合には、追加で費用がかかることもあります。そのため、外した時は必ずケースに入れて保管するなど、管理方法のルールをあらかじめ決めておくとよいでしょう。
トレーニングを併用する必要がある
プレオルソは装着するだけでなく、口周りのトレーニングも併用して行うことで治療の変化が現れやすくなります。正しい舌の位置を意識したり、鼻呼吸を練習したりすることで、歯並びを乱す原因そのものに働きかけられます。
こうしたトレーニングは毎日の積み重ねが大切ですが、お子さまだけで続けるのは簡単ではありません。習慣として定着するまでは、保護者の方の声かけやサポートが大切になります。
プレオルソの適応年齢・治療期間

プレオルソは、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に用いられることが多く、対象年齢は4歳〜10歳前後が目安とされています。ただし、開始時期は年齢だけで決めるのではなく、歯の生えかわりや顎の成長、噛み合わせの状態を確認したうえで判断します。
治療期間は、お子さまの発育や協力の度合いによって異なりますが、一般的には半年〜2年程度が目安です。期間中は定期的に歯科医院でチェックを受け、成長や歯並びの変化を確認しながら進めていきます。
プレオルソの費用

プレオルソの治療費は、一般的に3万円〜20万円ほどが相場とされています。既製品のマウスピースを使うため、オーダーメイドの装置に比べて費用を抑えやすいのが特徴です。ただし、保険が適用されない治療のため、金額は歯科医院ごとに異なります。
この費用には、装置代や定期的な診察費、必要に応じた調整料などが含まれていることが多いです。検査料やレントゲン撮影などの費用は別途発生する場合もあるため、事前に内訳を確認しておきましょう。
また、歯並びの状態によっては、プレオルソだけでは十分な改善が難しく、他の矯正治療が必要になることもあります。プレオルソは永久歯が生えそろう前の1期治療にあたるため、その後の治療を含めた費用も把握しておくとよいでしょう。
まとめ

プレオルソは、子どもの成長を利用して歯並びや噛み合わせを整える矯正装置です。早い段階で土台を整えることで、将来的な矯正の負担を軽くしやすくなります。痛みや違和感が少なく、取り外しができるため、子どもでも続けやすいのが特徴です。
一方で、装着時間を守る必要があることや、対応できる症例が限られることなど、注意すべき点もあります。スムーズに治療を進めるためには、口周りのトレーニングや保護者の方のサポートも欠かせません。
お子さまの歯並びが気になる方や、小児矯正を検討している保護者の方は、まずは歯科医院へ相談してみましょう。
プレオルソを検討されている方は、新宿区西新宿、都営大江戸線「新宿西口駅」直結、「新宿駅」西口より徒歩2分にある歯医者「新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、「可能な限り痛みを抑えた、削る量が少ない、歯の神経を守る治療」を心がけています。お仕事などが忙しい方向けに「短期集中治療」にも対応しています。ホームページはこちら、24時間対応のWEB予約もございますので、ぜひご活用ください。

■この記事の監修者
日高 英治
経歴
- 2006年 日本大学歯学部 卒業
- 2007年 日本大学歯学部付属病院にて研修修了
- 2008年 日髙歯科 勤務
- 2009年 太陽歯科西日暮里診療所 勤務
- 2012年 太陽歯科花畑診療所院長として勤務
- 2014年 YOU歯科クリニック開設
- 2024年 新宿駅前サイナス歯科院長として勤務
資格・所属学会・団体
- 国際インプラント学会 認定医
- ジンヴィ(旧白鵬)インプラントアドバイザー
- 日本口腔インプラント学会
- インプラント再建歯学研究会100時間講習修了


